業績のいい経営者と、悪い経営者の考え方の違い

市川竜也@会計アドバイザー

2010年09月08日 10:06

 
業績のいい経営者さんと、

悪い経営者の考え方の違いが現れるセリフに、


「今は、景気が悪いから我慢、

 いずれ、景気が良くなれば、会社も良くなる。

 それまで我慢だ!!」



というセリフがあります。


今までの経験上、そういう経営者さんの会社は、

ここ10年、ずっと業績が悪いです。


逆に、常に業績を伸ばしている会社の経営者さんは、

絶対に上記のセリフは言いません。


景気という外部環境が悪くても、

いかに成果を出すか、

模索します。


むしろ、その景気の悪さを逆活用して、

自社に有利な集客の展開を考えいます。


逆に景気が悪い事実を活用して、

売上を伸ばしている会社さんもあります。


景気がいいときの物の売り方と、

景気が悪い時の物の売り方、

両方を手に入れるチャンスと考えます。


世の中、必ず景気がいい局面、

悪い局面というのがあります。


景気が悪い時は、ただ我慢するだけで、

売上が減っても、耐えるだけでは、

常に売上減少にリスクにさらされているだけです。


景気が悪くなった時は、

売り方を変えて、売上を維持、拡大させる、

景気が良くなれば、

また、それにあわせた売り方で、

売上を増やす。


この両面の売り方、商品構成を作り出すのが、

経営者の役目かと思います。


景気が悪い時に、しっかりと売れるように訓練していれば、

景気が良くなった時は、さらに売れるようになります。


景気が悪い時に、ただひたすら我慢しているだけでは、

景気が良くなっても、売り方を忘れています。


むしろ会社の力を劣化しているでしょう。


業績を継続的に伸ばしている会社の経営者さんは、

景気が悪いから、自社の売り上げが減少しているとは考えません。


景気が悪くても、売り方、見せ方を工夫して、

売上をしっかりと確保するように模索します。


だから、

「今は、景気が悪いから我慢、

 いずれ、景気が良くなれば、会社も良くなる。

 それまで我慢だ!!」



というセリフは決していいません。


業績が継続して悪い会社の経営者さんは、


「今は、景気が悪いから我慢、

 いずれ、景気が良くなれば、会社も良くなる。

 それまで我慢だ!!」



と、言ってしまします。


この考え方の違いが、業績に反映します。


みなさんは、どちらでしょうか?



前に書いた経営者に関する記事です。

ご参照して下さい。

「経営者と一営業マンとでは、集客や営業の捉え方を変えるべき!!」

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