2010年09月09日

キャッシュフローみたいな小難しいことばかり言う経営者は・・・

 
経理担当者 「社長が、キャッシュフロー計算書を出せって言ってるんですが・・」


会計事務所 「はあ、出せることは、出せるのですが・・、

         ただ、今、御社さんの業績が悪いことに関して、

         キャッシュフロー計算書を、どんなに見ても、

         一円も売上は伸びませんよ?」


経理担当者 「社長が、なんかの本を読んで、

         『キャッシュフロー経営が大切だ!!』とか言ってるんで・・」


会計事務所 「いや、御社さんの規模でしたら、

         キャッシュフローを改善するなら、

         ①売掛金の回収サイトを早くするか、

         ②支払を先述べするか、

         ③銀行借り入れの月額返済を減らすか、

         ④新しく融資を受けるか、

         ⑤お客さんを増やして売上を伸ばすか、

         ⑥社長の給料を減らすか、

         キャッシュフロー計算書なんてみなくても、

         分かりますよね?」


経理担当者 「まあ、そうなんですが・・」


会計事務所 「でも、まあ①~④はやりつくしていますし、

         ⑥は、当然やらないでしょうし、

         やることは⑤のお客さんを増やすしかないですね、

         キャッシュフロー計算書、見るまでもないですよ。」


経理担当者 「でも、社長が・・」

会計事務所 「いいですよ、こちらから、社長に伝えますから」



と、まあ、こんなやりとりが、ちょくちょくあるのですが、

社長になると、なぜか小難しいことをやりたがってしまう傾向があります。

(また、それを助長する輩がいます)


上記のように、その会社の規模で、キャッシュフロー計算書は、意味ないだろ?

ってことはよくあります。


他にも、経営計画、管理会計、部門別会計、人事管理などなど、


規模の小さな会社さんで、経営計画、管理会計などの

小難しいことをやたら言う人ほど、業績が悪いというケースが多いです。


規模の小さい段階の会社さんの場合、

上記の細かなことをコチャコチャやるよりも、

豪胆に、集客をバシバシやっているほうが、

業績が伸びています。


上記のような経営計画や管理会計の小難しいことは、

会社の規模が、それ相応になったときに、

はじめて役に立つものです。


規模が小さい段階では、

経営計画や管理会計なんかやらなくても、

通常、感覚で、会社の状況がつかめているはずです。


経営計画や管理会計の時間があったら、

一件でも多く、集客の試行錯誤したほうがいいです。


実際、うちのお客様でも、成長している会社さんは、

別に経営計画や管理会計なんてやらなくても、

余裕で業績を伸ばしています。


逆に、経営計画や管理会計みたいな小難しいこと言う人や

数字が一円単位で合わないと気が済まないような人ほど、

業績が悪いです。


規模が小さいうちは、そんなところに時間と労力を使うよりは、

一件でも多く集客する時間に労力を投下してほうがいいです。


規模が大きくなって、スタッフがたくさんになって、

人事管理の必要がでるくらいになったら、

経営計画、管理会計を導入すると、

非常に効果的になります。


ポイントは、導入する時期です。


時期尚早に、そんな話をすると、

会社の成長の足かせになります。


要注意です。


規模が小さい会社のうちから、

頭でっかちの経営をすると、うまくいかないので、

注意して下さい。


規模が小さいうちは、シンプルに集客面の強化を

徹底的に図っていくほうがいいでしょう。


規模が大きくなるにつれて、経営管理の必要がでてくるので、

その段になったら、経営計画、管理会計、キャッシュフロー経営などを

導入していくのがいいでしょう。


でも、その規模が大きいというのは、

本当にある程度の大きさになったらです。


できれば、そんなことをしなくても、

感覚的に会社の状況をつかめるような

感受性を持つほうが、経営者としては重要です。


以上、自分の体感から、

業績が伸びている経営者と、

業績が低迷する経営者の違いの一つでした。


関連する過去のブログ記事です↓↓

「大企業と中小企業で、経営者の役割は全く違います!!」


追伸その1

昨日、市川のプロフィール、会社概要、業務案内を加筆、修正しました。

ご参照して頂ければと思います。


 ◆市川竜也プロフィール

 ◆会社概要

 ◆業務案内


追伸その2

10月7日の浜松若手ビジネス交流会ですが、

幹事が追加になりました。

株式会社E.Pアドバンスの鈴木博充社長と

スリーカウント株式会社の鈴木悠資社長が

手伝ってくれることとなりました。


告知ページに、追加修正しましたので、

ご参照して下さい。


 ◆「浜松若手ビジネス交流会」




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Posted by 市川竜也@会計アドバイザー at 09:06│Comments(1)基本編
この記事へのコメント
コメントありがとう。
ブログを始めて3ヶ月になりますが、はじめてコメントが届きました(^^)。

市川のブログちょくちょく見させてもらって参考にしてるよ。

話題と時間を見つけるのにちょっと苦労していて、内容が
仕事とプライベートとどうしても両建てになってしまうんだよね。

ブログの読者が毎日10~20程度なので、祭りが終わったら
もうちょっと増やせるように取り組んでいかなきゃならんと思ってます。

よろしく
Posted by ㈲信和不動産 at 2010年09月09日 17:17
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キャッシュフローみたいな小難しいことばかり言う経営者は・・・
    コメント(1)