2011年04月04日
経営者の歪みは、会社の全ての要素に影響を及ぼすように感じます
こんにちわ、経営アドバイザーの市川です。
震災の影響が、様々な面で影響を及ぼし、
当社のある浜松の中小企業にも、
徐々に影響の範囲が大きくなっているように感じます。
とはいえ、ネガティブになっても、
状況は好転しないので、
とにかく前に進むことが大切かと思います。
と同時に、少し歩みをとめて、
全体を俯瞰することも大切なように感じます。
今、全体の状況、自社の状況、自分の状況を、
自分なり情報収集して、解釈して、
いろいろと考えています。
その中で、ふと強く感じたのが、
経営者の歪みは、いろいろな面に影響を及ぼすな~(悪い意味で)、
ということです。
今、主に、営業面について、
いろいろと考えているのですが、
「営業」と「経営」って、
やっぱり切っても切り離せないものだなと感じています。
「営業」単体で考えたとき、
いい営業の考え方、やり方があるかと思うのですが、
そのいい営業の考え方、やり方をするにあたって、
どうしても、そのバックボーンとなる
「経営」の「営業」へのサポートが非常に大切になると思います。
どんなにいい営業の考え方、やり方があっても、
経営が、そのいい営業の足を引っ張るような状態だと、
いい営業を実現することが難しいケースが多いです。
仮に、無理をしてそのいい営業を実現しようとしても、
必ず歪みが生じ、どこかにマイナスの影響がでると感じます。
「エスキモーに冷蔵庫を売るのが営業だ!!」
というのが、プロ営業の考えというのも分かります。
ただ、今までいろいろな会社さんを見た限り、
そのいきつく先は、あまりいい感じにはならないように感じます。
エスキモーに、本当に冷蔵庫が必要なのかどうかを考え、
売るのか、売らないのかを決めるのが営業の仕事のようにも感じます。
(甘い考えかもしれませんが)
ただ、現実には、上記の判断を営業単体ですることは難しいです。
経営側が、それを売れと言われれば、
売るのが営業の役割かと思います。
そういった意味で、いい営業をするためには、
経営側も、いい経営観念を持つ必要があるかと思います。
それはイコール、経営者がいい経営とは何か?
を真に突き詰めていかなくてはならないかと思います。
これは、営業と経営の関係に限らず、
生産と経営、開発と経営、総務と経営、
全てにおいて言えることかなと思います。
経営者の歪みが、経営の歪みにつながり、
経営の歪みが、営業、生産、開発、総務などの、
各セクションにつながっていく。
その総和が、会社の歪みとなり、
お客様に迷惑をかけるという構図になるように感じます。
(もっと細かく言うと、その経営者を選んでいるのが、
株主ということになるので、株主の歪みも問題かもしれません)
経営者の歪んだ考え方の及ぼす影響を、
しっかりと考慮しないと、
いい営業の形を作ることは難しいかと思います。
個人的には、経営者の「心」問題は、
非常に大きな要素かなと思っています。
とくに中小企業においては、
この部分があまりクローズアップされることはないのですが、
実は、この部分が弱いから、
中小企業は、停滞しがちなのでは?
と考えています。
そのあたりは、ここ最近、このブログでも、
いろいろな側面から書いたので、
ご参照して頂ければと思います。
◇「経営者の人間性が大切」
Posted by 市川竜也@会計アドバイザー at 11:10│Comments(0)
│いい会社作り