2010年12月01日
社員満足度
ただいま、「経営計画」について、再度、勉強しているのですが、
◇参考記事:「経営計画について」
そのいろいろな資料を見る中で、
キーワードになるのが
「社員満足度」
になるかと思います。
この「社員満足度」を意識しているか、どうかが、
会社が成長する要素の一つになるかと思います。
この不況期でも、成長している会社は、
この「社員満足度」を非常に重要視しています。
逆に、停滞している会社や、つまづいている会社は、
この「社員満足度」が非常に駄目なケースが多いです。
この「社員満足度」を徹底的に良くするように
経営者の方が、努力することが、
会社を成長させるために非常に重要なことかと思います。
もしくは、社長と社員のベクトルを同じ方向に向けるためにも、
この「社員満足度」を高める必要性があります。
よく言われるのが、
「お客様満足度」を高めるためには、
まずは「社員満足度」を高めなくてはいけないと
言われています。
これは、そのとおりだと思います。
会社における自分の状況に不満のある人間が、
目の前のお客様に120%全力で、
サービスすることができるでしょうか。
プロ意識の強い方は、ギリギリなんとか自分の力で、
120%の仕事ができるかもしれませんが、
いずれ、その歪みは、どこかで爆発するでしょう。
会社の自分の状況に不満のある社員は、
全力では、お客様に立ち向かえないのは、
やむを得ないことでしょう。
それを、「甘い」と考える経営者の方もいらっしゃると思います。
そのとおりだと思います。
プロ的感覚で言えば、駄目でしょう。
正論です。
でも、正論をどんなに掲げていても、
結果、社員が全力を出さなければ、
経営的には「負け」です。
社長と社員の関係は、ロジックではありません。
「感情」です。
どんなに正しい正論を述べても、
社員の「感情」がいい方向を向かなければ、
経営的には、なんら意味を持ちません。
そのために、経営者の方は、いろいろな「社員満足度」を高める
努力をしなくてはいけません。
社員満足度を高めなくては、
社員は、全力で仕事をしない。
社員満足度を高めることで、
社員は、全力で仕事をして、
お客様満足度を高めることが初めてできる。
お客様満足度が高まることで、
自社のファンが増え、
自社の繁栄につながる。
この流れになります。
では、どうしたら、社員満足度を高めることができるのでしょうか?
まず、社員満足度を高める役割を担う人は、誰でしょう?
唯一、社長です。
社員満足度を高めることができるのは、
社長一人しかいません。
社長の仕事は、社員満足度をいかに高めることができるか、
それに尽きます。
それができなくては、社長の位置にいる意味がありません。
(社員から見て)
この考え方の流れとしては、
社長 → 社員満足度 → お客様満足度 → 会社の発展
という形になります。
上記の正の循環をスタートさせるには、
まずは、社長が社員満足度を高めることから
始める必要があります。
ただ、ほとんどの会社さんが、
逆の歯車を回します。
社員満足度がマイナスの状況から、
お客様満足度を上げろと、
社員にプレッシャーを与え、
社員満足度をさらに低下させ、
お客様満足度も、さらに低下させます。
その結果、お客様が減り、
会社の資金繰りが悪化して、
さらに、社長がイライラして、
社員にあたる。
さらに、社員満足度は低下して・・・
という流れになります。
この流れの原因は、誰にあるのか?
経営者ですよね。
私の持っている資料では、
会社の業績の責任は、99%社長にあると
書いてあります。
同感です。
社長と社員の関係性は、
上記にあるようにまずは
社長から動くことが大切です。
社員からではありません。
社長からです。
ぜひ、みなさまも、社員満足度を高める努力をしましょう。
成功している会社さんは、
間違いなく社員満足度を強く意識しています。
社員満足度を無視して、成長している会社は、
今は、良くても、いずれ、爆発します。
所詮、一時的に栄華を極める程度の会社に過ぎません。
当社70年の歴史の中で、
そんな会社をたくさん見てきました。
みなさんは、どちらに進みますか?
◆追伸
社員満足度を高めるためには、利益の出る体制が重要です。
そのあたりについて、下記のページに書きました。
ご参照して下さい。
◇「社員満足度を高めるためには、利益の出る体制が重要!!」
◆お知らせ
上記のような社員満足度を強く意識して経営している方や、
社員満足度を高める経営をサポートしている社労士さんが、
来週の水曜日、12月8日の「浜松若手ビジネス交流会」に
参加します。
ぜひ、お気軽にご参加して下さい。
◇「浜松若手ビジネス交流会の概要」
Posted by 市川竜也@会計アドバイザー at 15:34│Comments(0)
│いい会社作り